4️⃣STEP 4. 見本となる例文を与える
ゼロショット(zero-shot)とフューショット(few-shot)
プロンプトエンジニアリングの世界には、ゼロショット(zero-shot)とフューショット(few-shot)と呼ばれる概念があります。
ゼロショットプロンプトとは、理想的なアウトプットを例文として書き込んでいないプロンプトのこと。ここでは ”普通” のプロンプトとして考えてしまいましょう。
フューショットプロンプトとは、理想的なアウトプットを例文として書き込んだプロンプトのこと。「指示」と「生成されたテキスト」のセットを例文としていくつかプロンプトに書き込んでおくことで、AI がその例文に沿うようなテキストを生成します。
百聞は一見にしかず。フューショットの概念は事例を見た方が理解しやすいので、実際のプロンプトを見てみましょう。まずはゼロショットプロンプトの例です(前述した "普通" のプロンプト)。
ゼロショットプロンプトの例

ゼロショットプロンプトを多用していると、ときに理想的な生成テキストが得られないことに気づきます。

そんなときにフューショットプロンプトを使うと、ゼロショットプロンプトで生成できなかったテキストができることがあります。以下のスクリーンショットが、実際のフューショットプロンプトの例になります。
フューショットプロンプトの例

フューショットを使うことで、理想としたフォーマットのテキストが生成されました。
どちらのプロンプトを使うべきかは、状況によって変わるため、繰り返しテストをして、最適なプロンプトを見つけましょう。まずはゼロショットを試して、うまくいかない場合にフューショットを試すことをおすすめします。
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